今回の原因、バルブにカーボンが付着し云々、という現象。
ほんとにこんなことになるの?と思いググってみたら、バルブスティックという用語にたどり着いた。
”バルブがバルブガイドに膠着する現象。オイル下がりにより、燃焼室内で発生したスラッジがバルブオーバーラップ中に吸気側に逆流したり、EGRにより排気中のカーボンなどが吸気系に入り、バルブステムに固く付着する。これがスティックの原因のひとつになる。また、バルブオイルシールであまりにオイルをかき落としすぎると、スティックを発生することがある。”
ということらしい。他にも興味深いサイトがいくつか。
こんなこと最初に知っていれば・・・・
こういうことを知れば知るほど、エンジン始動前に起きたのが不幸中の幸いだったのかも、と思う。
走行中に起きてたらピストンも逝ってただろうし、もっとひどい壊れ方だっただろう。
バルブに古いガソリンのワニスとかが固まって付着していたのか。であれば、W3を新品のガソリンで動かしていても今回と同様の現象が起きていたかもしれないな。そう考えると、まだ壊れていないZ1が心配になってきた。どうしたらいいんだろうと思って調べると、古いガソリンを廃棄したうえで、新しいガソリンを入れ、それに洗浄剤(添加剤)を加えると良さそうだ。その添加剤とは・・・
有効成分に特殊PEA(ポリエーテルアミン)を使用し、これを極めて高純度に含有する本商品はエンジン内部の燃焼室、吸気バルブ、インジェクター等に固着したカーボン堆積物(カーボンデポジット)を効果的に洗浄、除去し、エンジンのコンディションを回復させ、エンジン本来の性能を発揮させます。
とある。
これ、買おう。そして、Z1にもCB125JXにもジムニーにも投入しよう。
CB125JXのアイドリングが突然止まる原因は、これまでの整備を踏まえると、点火タイミングや燃調ではなく、バルブに付着いたカーボンが悪さをしていたから、かも。CB125JXもエンジンの雑音が大きいし、バルブスティック手前とか? この添加剤のユーザーの声をみると、そんな課題を解決したというようなお話がいくつか。そういえばW3のエンジン音。右シリンダーがやけに金属音らしき音が鳴っていたなあ。ちょっと音大きいかなと。Z1も同じだなー。あかん、私のバイクは全部バルブスティック手前か!みたいな思いになりつつある。馬鹿の一つ覚えか!笑
いずれにせよ、こういう添加剤を投入しておけばひょっとしたら今回のような重大な事態には至らなかったかもしれない。アラームを発していたのかなW1E。そんなことがこれほどまで既知の状態であるということに驚き。バルブスティックという言葉はおろか、そういう現象自体、全く知らなかった。勉強不足だな。整備という営みには、やはり過去の教訓を学ぶということをもっと取り入れないといけないなと強く思った次第である。
もっといろいろ勉強せねば。