バッテリーボックス製作(2020年9月6日)

建築材料の金具を流用。一枚の鉄板を切って曲げて・・・、と一言でいえば簡単なんだけど、約2時間くらいかかってここまでこぎつけた。設計図は既に作っていたので、それを見ながら。こういう曲げ加工すると、内寸が狂ってしまうことが多いので、遊びを少し持って曲げていくことが必要。そういうコツもなんとなく得たような気もする。それなりの出来栄え。

足部のL金具は既製品に穴をあけただけの仮付け。現車に取り付けてフィットする位置を出してから固定することにする。

M3のビスはバッテリー固定のゴムバンド引っ掛け部。丁度よさそうなバンドがガレージに転がっていたので流用することにする。

ということで今回の工作の費用はほとんどゼロ。そのあたりに転がっている部品の寄せ集めだ。

こういう加工をしていると時間のたつのも忘れてしまう。楽しい!

車両に搭載(9月7日)

シングルシートのカウルの中に丁度収まる状態で設置。固定はウィンカーステーの穴に共締め。寸法はジャストフィットだった。なかなか良い感じだ。これで、左サイドカバーの内側にはバッテリーは不要となる。スカチューンの第一歩!

仕事を終えてサックス練習してからのバイクいじり。近くにアパートの照明があるから作業はできるけど、やはり手元が暗い。バッテリーの上に載せているのは、固定用バンドがフィットするためのスペーサー。とりあえず暫定措置。

+配線が少し窮屈だなと思いながら、落ち着きの良いところを探って配線をいじっていると・・・・

電線が破断した!笑笑笑

 

ここは、レギュレータからバッテリー+側につながる配線。ここで破断すると、ジェネレーターからの給電が途絶える。

なるほど!!そういうことか。

 

イグニッションコイル交換後、順調に走行できるようになっていたものの、夜間1時間ほど走行すると失火が増えてくる。そこでバッテリー両端電圧を測定したとき、エンジン回転数をあげても13Vにすら達しない状況だった。あーレギュレータが逝ってしまったのか、バッテリーが逝ってしまったのかと思っていた。それで新たに両部品の調達をしたわけだ。今回とりあえずバッテリーのみ新品に交換して状態を確認してみようと思っていたのだが、図らずもその性能を確認するための整備中に起きた今回の電線破断。なるほどここがほぼ断線していたのでバッテリーへの充電が十分になされていなかったわけだ。サクッと破断したのでほぼ断線状態だったものが一部接触していて導通したりしなかったりという状態だったのでは無かろうかと推測できる。

 

導通不良が続くと点火に必要な電気がバッテリーからしか供給されなくなる。バッテリーが十分に蓄電されているうちはそれでも良い。しかし、バッテリーが充電されなければそのうち蓄電量が減少し、ついには電圧低下し点火に不調をきたす。これまでなんとか事なきを得ていたのは今回破断したところが時々導通してバッテリーを充電していたからであろう。夜間に失火が増えるのは、灯火類を使用するので消費電力が大きいため、電圧低下が顕著になるからだと思われる。

これがイグニッションコイルを交換して調子が良くなったにもかかわらず、依然として夜間に失火が増えた原因だろう。

 

電線が破断して、心の中で「あ!ここだったか!!!」と実は嬉しかった。普通はこんな電線に遭遇したら困ったものだと思うんだろうけど、今回は逆。不具合の原因が判明したという喜び。ここを直したら本当に完調になると期待できる。

 

とりあえず今日はこれで終わり。電線を修復するための工具が手元に無い。自宅ならすぐに直せるんだが笑。

コメント: 0