収まっていたのに・・・現象再発(2020年9月12日)

配線の修理やら、バッテリー積み替えやらを経て、もう現象は起きないだろうと思っていたのだが。

今日朝から快晴だったので8時前に自宅を出て気分良く走り、バッテリーに十分充電させて、失火となるような電圧低下を起こさないようにしていたのだが。

30分くらい走ったところでなんか嫌な現象が。ガス欠? 確かにコックON位置ではガス欠しそうな走行距離は走ったなと。なのでコックをリザーブ位置にしたのだが。

 

その後も現象が時々起きてしまうようになった・・・。走行に支障するほどでもないけどこれは嫌な現象だ。

ということで、昨日と同様に河北潟干拓地を走行中、日陰を見つけて状況確認を。

 

バッテリーの両端電圧を測定してみる。

 

発電・充電機能のチェック

まずはアイドリング状態。まあ良いんじゃ無いかな。メインオフにしてもそんなに下がらない。もともとこのバイクは6V車。そのジェネレーターの巻き線はそのままで単にレギュレク交換しただけなのにアイドリングで普通に12V越えているんだから、ノーマル状態が元気すぎるかも笑。

エンジン回転数をあげると、2~3000rpmくらいで13Vを越え、5~7000rpmくらいで14V近くになり頭打ちになる。これなら過充電にはならない。レギュレク、良好だと思う。


ついでヘッドライトON位置でのアイドリング状態。

かなり電圧低下するけど、まあ良いでしょう。

エンジン回転数をあげると、13V弱で頭打ちになる。

ジェネレーターが12V車仕様ならもう少し頑張って欲しいところだけど、このバイクは6V仕様なので仕方ないかな。バッテリーが弱ってくると厳しいかもしれない。


 

ということで、発電・充電系統でのトラブル要因は少なくとも停車状態でのチェックにおいては特に見当たらない。

今度は電流値を測定してみる。メイン電流だ。灯火類を全てオフにしているので、メイン電流はここからメインスイッチを経由してイグニッションコイルに流れているもののみである。

アイドリング状態では大体1A±0.3程度で変動している。

イグニッションコイルの抵抗値が4Ωだとオームの法則で大体12V÷4Ω=3Aとなるのだが、実際にコイルに電流が流れている時間はポイントが閉じているドエルタイムのみ。時間比率でいえば約6割程度。よって実効値で言えば3×0.6=1.8A程度。それと比較すると少し低いけど、インダクタンスの影響もあるだろうからまあこんなものか。

エンジン回転数をあげると、電流値が少々低下する。大体0.8A±0.3程度。回転数をあげるとコイルへの電流入切回数が増えるのでインダクタンスの影響で電流の実効値が低下するので、まあこれくらいなのだろう。正常値を知らないのでなんとも言えないけど。


プラグのチェック

こちらは以前の状態。

ここからジェットニードルのクリップ位置を一段下げて濃いめにセッティングした。

この状態での燃費は38.5Km/L。

今回の走行後。

写真ではガイシも真っ黒に見えるが、実際には灰色だ。前回灰色になっているところはガイシの半周分だったが、今回はそれが全周に渡り、かつその幅が広くなっている。白っぽいところも残っている。そんなに悪くはないと思う。

この状態での燃費は35.8Km/L。ちょっと低下しているけど、2から3Km/Lなので特段の異常値では無いだろう。


 

特に異状が見当たらない。

気になるのは、走行時間が長くなるほど現象が頻発するということ。これはイグニッションコイル不良の現象かも。中華製の新品不良品からドラッグスターの中古品に交換してから順調だったんだが、やはりこの中古品も問題ありなのか。2004年製だし、部品取りにされるような車両だから実動車とはいえ何らかのトラブルを抱えてオーナーが手放したバイクなのかもしれない。

ドラッグスターは2気筒なので、もうひとつのコイルが京都の自宅にあるので、一度交換してみようかな。

それと、車体配線の劣化を想定し、メイン回路の赤白線(ヒューズからメインスイッチまでの電線)を引き直そうか。先日見えるところの配線が断線してしまったように、見えないところも過去からの振動や変形により素線が断線している可能性もある。

 

いずれにせよ、以前の中華不良品の時よりはまだ相当ましな状態。もう少し様子を見てみるという手もあるな。

 

ん~これはダメだ(2020年9月19日)

天気も良いし、京都までツーリングがてら走って帰ろうと気分よく走り出したものの・・・

5000回転くらいから失火が激しくなり、回転も上昇しない状態に。あらま、これでは話にならない。

 

なので、また戻ってきて検査。

回転が上昇しないので真っ先に疑ったのは点火タイミング。

しかし、確認したところ完全に良好。全く問題なしだ。とするとなんだ? コイルが温まる前から失火していたのでコンデンサ―か?

ポイントのあたり面の状態は・・・

円周上に白い焼け跡がある。んー、あまり良くないけど、致命的なモンでもなかろう。

コンデンサ―を外してエンジンをかけてみるとアイドリング状態からぼこぼこいって吹け上がらない。コンデンサーの役割って結構重要なんだなと改めて思う。私のテスターではコンデンサ容量をチェックできないので、とりあえず近場の部品屋に行って、コンデンサーを新調することに。

車で10分くらいのところに電子部品マルツがある。京都なら、四条河原町の近くにあって車とかバイクでは行きにくいところ。金沢ではほんと気軽に買い足しに行ける。こういう点、ローカルの方がええな。

しかも購入した部品をこのように店内で少々加工とかできる。私も配線とコンデンサーのはんだ付けをここでやらせてもらった。便利~。

今は0.33μFのフィルムコンデンサーを付けているけど、今回は0.22μFにひとつ下げてみた。小排気量車の場合はこれくらいでも良さそうというネット情報。0.1μFって電荷にしてはほんの少しのように思うけど、こういう回路にとってはとても大きな差異らしい。

はんだ付けしたフィルムコンデンサーをビニルテープでグルグル巻きに絶縁し、とりつけた。

そして起動すると、いい感じ。

あらためて気持ちよくスタートして、京都を目指す。やはりコンデンサーって大事なんやな~とか思いながら気持ちの良いランを続けていると40分くらい走行したあたりから失火が頻発しだした。あー、これはまたもやコイルか。これはあかんな。京都まで行けないわ。判断は早く、速攻で自宅に引き返し。あーしょーもなー。折角いい天気で気持ちよかったのに。

 

しかし、またもやイグニッションコイル?なんでなん?! まあ、ヤフオクで仕入れる時にイグニッションコイルで出モノを検索したら、ドラッグスターの部品ばかりが安く放出されていたので不思議に思っていたのだが、ひょっとしたら当該形式のコイルは調子が悪いものが多いということなのだろうか。さすがに不良品とわかっていて出品しているわけではないだろうが・・・・。これまでのバイク歴でこれほどまでにイグニッションコイルに痛めつけられたことない。そんなに不調になる部品ではないと思っていたのだが。

ドラッグスターは二気筒なので、京都の自宅にはもう一つコイルがあるにはある。ダメもとでそれと振替えてみるか、なんて考えているうちに帰宅。ふぅ~、と一気に疲れが。

 

ま、あきらめたら終わり。めげずに頑張ろう。

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