遂に原因判明(2020年8月22日)

今使っている製造メーカー不明の中華製格安イグニッションコイルの一次側は4.6Ω。

二次側は17.93kΩ(プラグキャップの抵抗含め)。

ヒーターで温めると抵抗値が2Ωほど増えていく。乱高下するような現象は起きない。んー、原因はコイルのはずなんだけどもう少し時間をかけて温めないと現象は起きないのか。コイルの層間短絡といった絶縁破壊の現象が。

 

犯人はお前なんだろ? 吐け~!と卓上ランプを浴びせたくなる笑。(昔の刑事ドラマの定番です)

既に新しいブツは手に入っているのだから、お前にはもはや用はない! ということで、仕入れたコイルがこれ。

 

ヤフオクで落札したヤマハドラッグスター400のイグニッションコイル。この車両はフルトランジスタ点火の車両だから、恐らくポイント点火車両のイグニッションコイルの代替え品として使えるだろうと想定し。ポイント点火もフルトランジスタ点火も、一次コイルの電流遮断による自己誘導をトランスにより高圧変換してプラグによりスパークさせるというもの。電流遮断をポイントという金属接点でするのか、トランジスタという無接点素子でするのかという違いだけだ。ただ、一次コイルの抵抗値が低いものに取り換えると、遮断電流が大きくなってポイントの消耗が激しくなるため、元のコイル抵抗と同等になるよう外部抵抗を取り付けるのセオリーとなっている。まあ、普通のセメント抵抗を買って来れば済む話。

ということで、ヤフオクを物色してみると、ヤマハのドラッグスターがやたら多い。まあ車種は何でもよい。そしていくつかある中から、2007年式実働車両からの取り外しということ、コイル鉄心に錆がなくてきれいなこと、そして価格が2個300円そこそこという安さ、これが決め手となりダメもとで落札。

一次コイルの抵抗値を確認すると4.7Ω。おっと、今のコイルと殆ど同じじゃないか!ポイントには3アンペアくらいの電流が許容されているようなので、この抵抗値だと12÷4.7=2~3アンペア。良い感じだ。6Vの時についてた純正コイルの一次側抵抗は2.5Ω。12V化するわけなので一次側が5Ωであればポイントに流れる電流値として純正同等ということになる。で、今回のは4,7Ω。これなら外部抵抗は不要だと思う。もしポイントが荒れてくるようなら0.5~1Ωくらいの外部抵抗を取り付けることにしよう。

二次側は17.95kΩ。びっくり!ほぼ同じじゃないか。ドラッグスターのコイルはポイント車にそのままポン付けできるみたい。これほどぴったりとは!ダメ元で仕入れたのだが、これでバッチグーである。

近場を走ると、とても良い感じ。コイル、ベストフィットだったみたい。これまでは15分位走った頃から失火現象が起きていたが、今回は大丈夫。やっぱイグニッションコイルだったんだな。

 

今回12V化で新品にした部品だからまさかこの部品がおかしいことはないだろうと、他の部品を徹底的にチェックしていたわけだが、原因特定に至らず。しかし、もはやイグニッションコイルくらいしか原因があり得ないところまで煮詰まってきたので、ヤフオクで実動車からのコイルを入手して試してみて大正解。

ほんま、中華製とおぼしき格安イグニッションコイル。ダメだな。よくもまあそんなレベルの品質の製品を出荷するわ。ほんと迷惑。安かろう悪かろうとはこのことだ。ヤフオクで仕入れたのだけど、出品者に連絡しておこう。

 

ということで、ほんといろいろ時間とお金を掛けて原因究明してきたが、単にイグニッションコイルの不具合。もともと6Vのイグニッションコイルも不良になっていたところ、12V化のために安い製品を取り付けたのがそもそもの運の尽きだ。やっぱ、ネットで安く出回っている中華製の電機部品というのは相当信頼性が低いということを実体験した。

 

とても順調に走れるように仕上がった。金沢に持って行こう!リベンジだ。先週は失火が激しくなってきて途中引き返しだったので。ということで、お祝いにヘルメットを新調! 黒のソリッドばかり使ってきたので、今回はクラッシックなホワイトに。ゴーグルが似合いそうなヴィンテージモデルを入手した。隣に止まっていたZ900RSというカワサキバイクの小カスタム。へー最近のバイクってこんな感じなんやなと。まあ、私が乗るようなバイクではないな笑。

そんな近場での試走を終えて帰宅し、プラグを見てみると、おっと良い感じ?プラグの周囲にカーボンがうっすら、中心部のガイシはこんがり焼けている跡が。少し薄いかな。でも良い感じの燃焼が行なわれいるようだ。めでたし!

 ポイントも点検したけど特に異状はない。

 

この状況を確認し、本日金沢へ自走することを決意。

京都から金沢への道中はこちら。さてちゃんとたどり着くのか?!

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