ホンダ純正部品の数々。
全てCB125JX用だ。最近はネットで在庫確認から発注まで完結するのでとても便利。45年前のバイクだから既に製造中止となっている部品が多いので、「もうこの部品は出てこないだろうな」とダメもとで入力し、やっぱダメか、となることがほとんどなのだが、今回は驚いたことにいろいろと出てきた。その筆頭がサイドグリップ。赤いラベルがついている部品だ。これは部品番号の中央の3桁の数字がCB125JXの機種コードである383となっているので、このCB125JX用に初めて設計製造された部品だ。その後他の車両に流用され続けて今でも製造しているのか、あるいはデッドストックとなって在庫されていたのか。
他にもオイルフィルターやそのキャップ、あるいはスイングアームピボットのブッシュなんかも出てきてびっくり。当時の多くの機種に使われていそうな部品であり、今でも生きている個体が多くて注文がそれなりの数維持されているのだろう。そうでないとこんな部品はとっくに廃盤となっているはずだ。
あるところから聞くところによれば、オートバイの国内販売が振るわないので、ホンダは新車を新規に開発するよりも、かつて生産していた機種の部品供給を継続することにより販売実績を確保しようという経営戦略に移行しつつあるとか。本当かどうかわからないけど。ホンダは古いバイクの部品供給に否定的という噂と正反対の方向。もしそうであれば私のような旧車乗りにとってはとってもありがたい話。古いバイクをいつまでも維持し続けることができるように、特に消耗品は再生産してもらいたいと願うばかりだ。
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