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西武鉄道視察

前日から東京出張で、泊まり。

もともと予定されていた会合が新型コロナウィルスの影響でなくなってしまったため、15時半からの会議まで時間が空いてしまった。

折角の機会だから、いつも出張では行けなさそうなところに足を運んでみようと思ったこと、最近西武鉄道の方と話をしていて新型特急に興味があったので、東京ショートトリップと相成った。

乗車したのは、高田馬場~小山(新宿線・拝島線)~国分寺(国分寺線)~西武遊園地(多摩湖線)~西武球場(山口線)~池袋(池袋線)。

このうち、国分寺線、多摩湖線、山口線はかつて西武鉄道の株主から廃止を求められていたという路線。東京の郊外線なのに、赤字?かどうかわからないが収支が良くないということなのだろう。いったいどんな路線なのだろうという関心もあった。

多摩湖線で西武遊園地駅に到着。さすがに閑散時間帯とあって、お客様はまばら。休日にはお子様連れでにぎわうのかな。この撮影地点から180度向きを変えると、山口線のホーム。山口線は新交通システムもどき。いわゆるゴムタイヤ付き車両なのだが、運転士が乗務している。いっそ全自動運転にしておけばよかったのに。平日昼間、遊園地は閑散としているし、球場では何も催されてないから、この山口線は可哀そうなくらい閑散としていた。

山口線の車内から。

行く手に、とつぜんバカでかいドームが出現した。

西武球場前に到着。下りてきたお客さん数人、これでは経営厳しいだろうな。

 

さて、今回全線運転席の真後ろにへばりついて路線を見ていたのだが、この西武鉄道は駅構内配線が独特な気がする。少なくともJRとは趣が異なる。その代表がこのシングルスリップスイッチとダブルスリップスイッチという分岐器兼クロッシングという線路。

これがシングルスリップスイッチ。交差するだけでなく、一方向の進入に対しては二方向の進出が可能。

左手奥にあるのがダブルスリップスイッチ。これは二方向の進入のいずれに対しても、二方向の進出が可能。極めて複雑な分岐器なので、保守が大変だから余程の事情がない限り用いられないと聞く。西武鉄道はそのやむを得ない理由がたくさんあったのだろう。路線が分かれる駅にはこのスリップスイッチがあちこちにあった。これ結構珍しいのである。

この中央にある、クロッシングにも分岐器が。これは単に騒音防止?クロスするだけなのに分岐器を組み合わせている。こんなのはJRには存在しない設備ではないだろうか。

特急 ラビュー

最後は新型の特急電車に乗車してみた。これ、面白いデザインで、世界的に有名な賞を受賞したらしい。

こんなに大きな窓のある電車って、他にない。大胆なデザインである。

駅を通過するときには、ホームが足元すれすれのところ。あまり味わったことのない感覚だ。

特急料金400円。普段使いするにも便利かもしれない。乗り心地や座り心地も抜群だし、ゆったりした気持ちになれる。

 

ということで、約3時間半の小旅行、たまにはこういう視察もためになるな。雑誌やネットで見るだけでなく実際に足を運んで自分の目で見て体験することはやはり大事と実感した。次はどこ行こうかな笑。