今日は所用があり夕方に会社を出て天神へ。
18時近くになると、こんな都会のど真ん中で屋台が開店準備を始めている。さすが博多やな。
今夜のお目当ては、この1Fの奥にある「独酌 しずく」というお店。細い通りにも直接面していない隠れ家的なお店。
ここが美味しいと評判なので来て見たのだが、あいにく「店内写真撮影禁止」ということで、美味しいものが何も撮れていない。
サバで有名なお店。開店時間にお店に入ると、既にカウンターに女性と男の子がひとり。これひょっとして大将の家族かな。
私はその横にひとり座り、まずはビール。そしてオーダーした順に・・・・
泳ぎ鯖の刺身(900円) とてもぷりぷりした鯖。五島列島から直送らしい。これに塩が添えられていたので、初めて鯖の刺身を塩だけで食べてみる。そしたら、甘い!最初は塩のしょっぱさがあるのだが、すぐその後からじわりと甘さが口の中に広がる。鯖をこんな風に食べるとは!感動。
鯖の肝ポン酢(600円) 鯖の肝!!これは日本酒を飲まずにはいられない味。ふわりと肝の濃厚な味があり、そのあと魚の肝らしい磯の香りも。量的には少しなんだけども、それを少し食べては酒を飲み、そしてまた少し食べて長いこと楽しめる。
地鶏のタタキ(860円) ボリュームたっぷり。歯ごたえしっかり。皮はこんがりとパリパリ。厚さが絶妙なので、とても食べやすくかつしばらく口の中で肉があり続ける。地鶏のタタキといえば、これまで梅田の吾一がぴか一だと思っていたが、ここのは歯ごたえという点では勝っている。
卵焼き(450円) このふわふわした卵焼き何?!そしてこの旨みとほのかな甘みと大根おろしとしょうゆのコンビネーション何?たかが卵焼き、されど卵焼き。感動の卵焼きだ。
鯖のヘシコ(サービス!) 日本酒が進み少し酔って来たときに、大将が「どうぞ」とサービスしてくれた一品。「日本酒にあいますよ。うちでは〆鯖は出していないんですよ。このヘシコはそのままでお召し上がりください。」とのこと。これは嬉しいサービス。男一人で開店直後からやってきて、旨そうに食べているものだからブロガーか何かと思われたのかな?笑 それにしてもこのヘシコ、超香りが良くて旨みがあって美味しい。日本酒が進みすぎる!
そしたら、件の女性が「どちらから来られたのですか?」と私に話しかけて来た。びっくりしたが向こうもこちらも酔っているので少し世間話を。そして私から「ひょっとして大将のご家族ですか?」と聞いたところ、ズバリだった。やはり。
ならばと日本酒をもう1合追加注文し、杯を交わすことに。ヘシコのお礼ですね。
大将も料理をしながらカウンター越しに私たちの話の中に入ってきてくれ、お店の鯖やアナゴは五島や対馬の猟師と直接取引していること、お店は9年前からやっていること、店内撮影禁止としている理由などなど、話も弾んだ。それにしても店内では誰もパシャっと撮影していない。お店の入口に小さい張り紙で撮影禁止って書いてあるだけなのに。おそらく常連さんばかりなんでだろうな。
大将いわく、以前に店内で撮影したものが原因で裁判沙汰になったとかで、全面禁止にせざるを得なくなったとのこと。何があったのか詳しくは聞かなかったけど、まあいろいろプライバシーの問題とか絡んでるんだろう。
本当に美味しくて楽しいひと時だった。ひとりでぶらぶらするのもいいものだ。
日本酒は計3合頂き、締めて6000円強。まあ、十分でしょう、これだけ堪能できたら。
約2時間の滞在後、お店を後にし、少し涼しくなった天神をぶらついて帰途に。
天神からは私の寮の近くまで直通バスが一時間に1本出ている。丁度いい時間にバスがあったのでそれに乗車。あー楽チン。
地下鉄ーJRと乗り継ぐより楽すぎる。しかもこのバス、路線バスなのに高速道路を走る。なので所要時間も40分程度。
高速降りたら次々とお客さんが降りていって、寮最寄のバス停で降りたら、バスは無人になっていた!
まだ21時半。早い時間から飲むと、帰りも早い。健全だ!笑
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