7時前の博多南駅からの風景。
博多南駅は、博多総合車両所の北端に位置していて、実は博多総合車両所の構内の一部である。だからこんなふうに基地に留置している新幹線が並んでいるのを真近に見ることができるという、珍しい場所。
もともとはここには駅は無かったのだが、博多からここまで無人で回送するくらいなら営業列車として走って欲しいという地元の要望をうけて、平成2年に駅を設置したのが始まり。当時周囲は田舎町だったけど、今ではマンションが立ち並び、駅前ロータリーができたりと、立派な街に成長している。博多のベッドタウンだ。ゆえに、ここ那珂川町の人口は今日珍しく増え続け、五万人を超えて来年度に晴れて那珂川市に昇格することに相成ったという。
まさに鉄道が街を作ったと言えるだろう。
博多総合車両所は、昭和49年開業だから、なんなら最初から駅作ってたらよかっだのだろうが、当時の国鉄、国、にはそんな発想は無かったんだろうな。新幹線はあくまで都市間高速輸送機関だから、博多付近の都市圏輸送なんて。
この博多駅から博多南駅までの、博多南線。実は新幹線ではなく、扱い上は在来線特急とされており、そのため特急料金は破格の100円‼️同区間は8.5kmあり運賃は200円なので、合計300円‼️だから、300円で乗れるいわば新幹線として全国ニュースにしばしば取り上げられるのだ。
さて、そんなよもやま話はともかく、今日は新大阪のオフィスで終日の会議のため、日帰り出張。昨日、博多に戻ったばかりだけど笑
博多南駅では、撮影した写真の一番手前のヘッドライトが点灯している電車が先に発車して行ったが、博多駅でこの電車にホームで並びその、のぞみに乗り移る。そう、博多南駅は8両分のホームしかないから、16両ののぞみには乗れないのだ。その理由は、博多南線のお客様の数からして16両も要らないから、だ。まあ、博多南駅からのお客様は大概博多駅で降りてしまうから、のぞみに乗り移る方がレアケース。この区間は、こだまに使われている8両編成が専ら走っている。初めて300km/hで走って一斉を風靡した500系も、今では8両編成化されてこの区間を走っている。私も若かりし頃この車両の開発にほんの少しだけど関わったことがあるから思い出がたくさんある。辛いことも楽しかったことも笑
いまでは新幹線の中では老兵になったけど、飛行機のように尖った先頭形状はやはり格好いい。子供達からの人気はいまでも抜群だし。
てなことを書いていたら、小倉に着いた笑
さて、コーヒーでも飲むかな(^^)
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