2020年4月28日

タンク内の錆び除去の最終局面?

花咲かG続行中のW3タンクの続編。

こいつ、なかなか手強い。なんかタンクの中でひらひらとしたモノが見えるなーと思い、例のピックアップツールを駆使すると、またもやお出ましになりました。

 

もう大きなモノはないだろうと思っていたが、まだこんなモノが奥に残っていたのか!

コーティングと下地の間の錆が溶けて、ベロッと剥がれてきたということだろう。ということはまだ錆が残っているということか。しかし、このツールでブツを掴み取り、手元に引き寄せる感覚はかなりの快感ではある笑

 

まるで歯医者さんの様である。

歯ブラシをバーナーであぶって90°折り曲げ、鏡に映しながらタンクの天井部分のしつこい錆を、錆取り液で直撃する。これはなかなか効果的であったが、なにせ体を折り曲げての無理な姿勢での作業なもので結構体力使う。時々腰を伸ばさないと痛くてやってられない。しかし、負けてたまるもんかと頑張る。

 

タンク底面もなかなか手強い錆が残っているので、こういうツールにて物理的な力を与えながら、錆取り液で直撃する。

これもなかなか効果的。なかなか取り除けないとはいえ、根がだいぶん浅くなっているのだろう。

 

幸い漏れは一カ所のみ。

100W強力半田こてでの板金半田は極めて作業効率が良く、以前なら苦労していたはずの作業がとても素早く美しく仕上がる。半田がすーーつと薄くなじんでいく感覚。これも快感である。

 

また花咲かG続行中と相成りました。

これで漏れが無い状態で続けば、次はコックを取り付けていよいよガソリン投入だな。

 

2020年4月30日

Z1のお世話をし終わって、W3タンク錆取りの最終局面へ。

花咲かGの残した原液を、中身を抜き取ったタンクに投入しシャッフル。いわゆるリンスである。

このアクションでリン酸皮膜を十分につけてタンク内面を防錆しようということ。

 

それを終えてタンクの内部を確認すると、何やらひらひらしたモノが。

そこで、例の強力ピックアップツールを使って慎重にひらひらを摘まみ、少しづつ引き寄せていくとこんなモノが現れた。

まだこんな大きいものがまだ残っていたとはびっくり。これ引き出すとき、快感笑。

  

タンク内部を確認。良い感じで錆がとれて、マットな灰色となっている。

コーティング剤もほんの少しだけ残っているくらいまでになった。ほんと、疲れた!

 

さて、いよいよ現車に取り付けて、と進めたいところだが、今日の晩ご飯を作る係を命じられているため、ここで本日の作業は終わり。

明日、最終になればええなー。

 

2020年5月1日

エンジン始動に向けて

ぼちぼち一度火を入れてみるか、ということで、新品のバッテリーを投入する。

この場所、なんか配線だらけ。

 

本来の!+ー配線に加えて・・

ヘッドライトリレー用配線、ETC配線、充電器配線が加わる。なんかすっきりさせたいなあと思うので、全体が一通り終わったら手を加えることにしよう。

今回はorientalの安いバッテリーを充当。突然死するとか初期不良とかいろいろ情報はあるが、私はこれまで安いバッテリーばかり使ってきているが、そういう事態に直面したことがない。補充電を小まめにやっているからかな。単に運なのかも。

 

オイルを投入し、100回キック。

 

しかし、オイルタンクにオイルが戻ってこない。数年のブランクのため、オイルが全部低いところに溜まってしまって、エアが噛んでいるのかな。オイルのリターン側にオイルクーラーを装着しているので、ここのボルトを緩めると本来はキックしたときにオイルが溢れてくるのだが、来ない。ボルトを緩めてみると、やはりオイル流路に空気が入り込んでいる。そこで呼び水としてオイルを補充しておく。でも、何回キックしてもダメ。

 

オイルクーラーのマイナス側をチェックしてみると、やはり空気が。そこもオイルで満たしておく。

というようなことを何回かやりものの、オイルタンクに戻ってこない。で、その戻ってくるところにもオイルを逆に注入してエアを追い出す。ということを何回もしているうちに、やっとオイルが戻ってきた。

大丈夫かな。

なんかめっちやオイルを入れたような。シェブロン20w-50を4本近く。

 

さて、それではいよいよ火入れとしますか。

キック!

お、初爆あり。でもそれっきり。何回やってもダメ。遂に初爆もしなくなる。

プラグを綺麗にして、火花を見るとちゃんと飛んでいる。

 

キック!

ダメ。バッテリー電圧が低下していく。充電器をつなぎっぱなしにしておく。

 

キック!

ダメ。もう初爆もしなくなった。

 

あー疲れる。

エンジンがちゃんと回るには、良い圧縮、良い火花、良いガスの3つ。

圧縮はある。

火花は大丈夫がが、点火タイミングを確認しておこう。以前から大分立っているし、ポイントの接触面の手入れも。

結果・・・ポイントは大丈夫。点火タイミングはドンピシャ。

 

キック!

だめ。

 

ガス来てるんかいな。左のキャブフロート室を取り外すと、良い感じの油面の状態が手に取るように分かる。右は見てないけど大丈夫だろう。

 

キック!

だめ。

 

 

なんで?

キャブ外してみようかな。んー邪魔くさいな。ああああ!!

スロットルが下がってないじゃないの。

これはなんたる失態。

 

我ながらお恥ずかしい。こんな初歩的にミスってある?ほんと、これを見たときは唖然とした。

もちろん、直すのは簡単。もう一度組み付けし直すだけ。

 

そして、キック! お、初爆あり。

キック! お、連続してきた。

キック! チョーク戻すとだめだな。

キック! 良い感じ。チョーク戻しつつ、スロットル操作で微妙にコントロールする。

 

お、良い感じ。近所迷惑になるのであまり高回転させられないが5000回転まではスムースに回った。

スロー系は追って調整すれば良いだろう。

 

ということで、W3エンジン復活。あーほっとした。

結局、いらん作業ばかりしている笑。

長いこと触ってないと、前にはしないようなミスすらしてしまう。

そういう意味でも、ときどきバイクと向き合うことが望ましい。

 

キックで多分、明後日くらいに筋肉痛になるかも。

 

今日は暑かった!

日中は汗ばむ陽気。いろんな作業、無駄な作業笑を経て、夕方になった。

涼しくて良い感じ。

 

スロー系の調整はタンクが乗ってからだな。

あー疲れた!

私のW3。購入時からこのポイント部のネジ部が破損してる。

ここを外すたびに破損部をエポキシ樹脂で取り付けているのだが、今回もぽろっと外れた。

ほんとなんでこんなところ破損させるかな。

 

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