2020年4月18日

タイヤ交換台の製作

タイヤ交換、、、何回やれどもチューブに穴をあけてしまう体たらく。

これは根本的に何か作業の仕方が悪いとしか言いようがない。

FBでそんなことをつぶやいたら、W界の大御所からアドバイスを頂いた。師曰く「タイヤ交換台で作業するとミスゼロになる」「タイヤレバーは90度以上こじらない」とのこと。後者はまたあとで言及するとして、前者についてネットでいろいろ調べてみたらやはりこういうタイヤ交換台の重要性に言及しているサイトが多かった。であれば、いっちょ作ってみるかと。

しかし近くのホームセンターでは2×4材の在庫がなくなっている!やはりコロナの影響で物流も滞ってきてるのかな。

 

ということで日を改めて今日。少し遠くのホームセンターに出向くとありました、2×4材!380円なり。丁度長さ45cmの角材が4本取れる。早速作ってみよう。木材のカットはホームセンターで頼むと1カット50円。ん~、それは高いんじゃないの?ということで自宅でカット。

この丸のこは以前のなにわ旧車部品交換会で安く手に入れたもの。のこぎり使う数倍いや、数十倍作業効率が高まる。

 

 

その次は、井形にするための組み合わせ。

ボール盤で穴をあけ、そこからジグソーを入れて切り落とす。このジグソーもなにわ旧車部品交換会で手に入れたもの。

最後は手作業で仕上げだ。

まだまだ素人作業だけど、写真だと綺麗に写るな~。

 

 

出来た!

いろいろ手こずったけど、まあ個人で使う分には上出来だな。

W3のディスクがすっぽり入るように寸法だしした。

その井形を使って仕事をすると、格段に効率が上がる!

なるほどなー。

しかもタイヤレバーは絶対に90度以上回転させないということ遵守。それ以上にこじるとチューブをはさみこんでしまってチューブに損傷を与えてしまう。これ、遵守を肝に銘じておかないとついついそれいじょうこじってしまうので注意。今回はそれを絶対に死守するようにタイヤレバーの入れ方も今までとは変えて作業した。そして最後にはめる側と反対側のびーどを膝でしっかりと落とし込み、タイヤレバーは3cmくらいの間隔で入れていき、タイヤレバーの先端が入りにくくなったら既に入れ込んである方のタイヤレバーを少し戻したら入れやすくなる。そんな按配で順次作業をしていったら、最後の最後は足で入った!なんかコツをつかんだ感じ!やった!!

前回タイヤ交換してから8年くらい過ぎているから、もう作業方法をすっかり忘れていたということかな。

タイヤのバランスに影響を及ぼしそうな笑、パンク修理の痕跡。お恥ずかしいけど、これだけ修理された新品チューブも珍しいのでは?

何回パンク修理したことか。お蔭でパンク修理はとても上手になった。

 

さて、ホイールを車体に組み付けようとしたら、スマホに着信が。学生時代のバイク仲間がLINE飲み会しているから入らないかというお誘い。ぜひとも一緒に飲みたいところだが、このままW3をほったらかすわけにもいかない。

 

そこで作業を続けると、ブレーキキャリパーからちゃリーンとこれが落ちてきた。

これブレーキパッドの鳴き防止シムだ。

折角なので綺麗に掃除し、対極圧グリスを塗布して組み込んでおいた。

 

あー疲れた疲れた。これでようや前後のタイヤ交換は終了。

さて、次はタンクの漏れ修理、点火タイミング調整して、車両の各部をきちんと掃除して光らせて・・・・

 

2020年4月19日

フロントタイヤが・・・

さて、タンクの穴あき修理でもしようかとガレージの扉を開いてみると・・・

え!フロントタイヤがパンクしている。昨日は完璧に作業が終わったのに。

仕方がない、改めてタイヤを外してチューブを確認すると、なんとパンク修理箇所のパッチの外れによるエア漏れ。

つまり昨日タイヤを取り付ける時にチューブの挟み込みは無かったが、今度は修理の不手際。ほんと、いろいろしでかしてしまっている。

なので、改めて丁寧に修理。近くのホームセンター、最近やたらパンク修理のパッチが売れてるなーと店主が思っているかも?!

今回、チューブのエアバルブの装着のコツもつかんだ。チューブにエアを入れず、平べったいじょうたいでエアバルブのところを先にタイヤの内部に挿入すると、かなり簡単にリムのエアバルブ穴に通すことが出来る。チューブにエアが入っているととてもやりにくい。

そして、エアバルブの装着が終わったら、少しエアをいれてふくらまし、井形に据え置いてびーどを落とし、タイヤの半分くらいは体重で押し込む。あ、ビードクリームは持っていないので以前は台所洗剤を使っていたが、前回からはシリコンスプレーで代用。タイヤワックスも成分を見てみたらシリコーンとアルコールみたいだし。なんだ色々製品あるけど、よう似た製品なんだな。

 

そして作業は無事完了し、エアもきちんと入り、ビードも上がって作業完了。

気分が良いので、同じくパンクしていた子供の自転車のチューブも見てみるか。

んー、変なかたちしている笑。

でもどこからもエア漏れしていないなー、と思いきやなんとエアバルブの付け根のところから微かにエア漏れ。そこがエア漏れしてしまうとパンク修理できない。とういことで、ホームセンターにゴムチューブを買いに出かける。そして取り付けて作業完了。順調だ。

 

タンク穴あき修理

まずは水漏れ試験でアウトだった箇所付近の塗装をはがし、地金を出す。ドリルで鉄のワイヤブラシを回転させるととても簡単。

複数ある腐食ピット。

 

しかしこのタンク、以前にはんだで補修をした形跡がいくつか。

昭和47年製だから、さもありなんだけど、であれば前回のこの補修時に内部のコーティングをしたのかな。

分からないけど、一度直してもまた漏れるということは、これからも私が所有し続ける間に、また漏れ出すということもあるのかもしれない。

 

近所のもう一つのホームセンターに行けばこのバーナーを入手することができた。

カセットコンロからガスを充てんできるので手軽で良い。これを使うとピンポイントで母材を熱することが出来るので、はんだ付けがとてもやりやすい。

しかし、ここだけどうしてもはんだが載らない。フラックスしようとも、母材をでかいトーチで炙ろうと、何をしてもダメ。地金を出すためにこうやって研磨してもダメ。何回やっても水漏れする。何回くらいやっただろうか。最後の方ははんだ付けの扱いも上手になり、この場所も見た目はきれいに補修できるようになった。しかし、母材とはんだの間に何かが介在しているのかな。水漏れテストをすると少し滲んでくるのだ。

あーめんどくさ。何回やらせたら気が済むん!? 

 

はんだ付けによる補修を3時間以上、あれやこれやとしながら時間のたつのはあっという間。

レヤンさんから、エポキシパテも有効とのアドバイスを頂き、私もチャレンジしてみる。

やっぱ古いバイクのメンテナンスは経験者にアドバイスを仰ぐのがもっとも適切なんだなと。

2020年4月23日

在宅勤務が続くなか、今日はお休みを頂き作業へ。

漏れテストをしたら、エポキシパテのところはしっかりと漏れが止まっていた!

しかしそれ以外のところから小さい水滴が確認できたので、塗装をはがして削ってみると・・・

ストレートで約2000円の充電式のリューターを手に入れた。

軽くて簡単に作業ができるのでこれは良い。

半田付けも大分慣れてきた。すーっと下地に馴染んでいくための熱し方が少し分かったような。

でも、この後、漏れ試験をしたらこの左側のところからまた水漏れが。

塗装を剥がしていったら結構大きい穴が空いている。ほんの少しだけの水漏れだったけど、二つの穴がつながりそうな勢い。これほどの大きさの穴が潜んでいたということか!これは結構大変だ。

 

という感じでいろいろ作業をしていたら夕方に雨がぽつぽつ。あーまた作業中断か。

ほんと、雨でも気にせずに整備できるガレージが欲しい。

 

ということで、一旦作業中断。今日は寒いし、お風呂入ってビールだな笑。

余談。

今日はガレージの大掃除もしたのだが、これが見つかった。

そうそう、とらのすけさんが描いた、Z1エンジン。絵描きを目指していただけあって美しい。

とらのすけさんから頂いた、W3シリンダー放熱用洗濯バサミと一緒に撮影。

折角なので、このイラストはクリアファイルに入れたままガレージの壁面に飾っておくことにする。綺麗だなー。

こんなものも笑。

ずいぶん前に、なにわ旧車部品交換会でゲットしてきたMBX50のサイドカバーとエンブレム。元々はこのサイドカバーにこの二つのエンブレムが取り付けられていて、なんともいえぬセンスにあきれたものの、エンブレム自体には価値があると思って確か2,300円くらいで買ってきたような記憶が。

折角なので、エンブレムを取り外した笑。これどうしょう笑。エンブレムは金属製で重厚感有るので残しておこう。サイドカバーは・・・笑。

2020年4月26日

タンクの穴から内部を覗いた状態。

実は、もともとは全体に錆があったのだが、サンポールで除去後の状態がちょっと濃いめの灰色のところ。

その後中和が完全では無かったためと思われるのだが、新たに赤錆を発生させてしまい、それを今回の花咲かGで取り除いたところが薄い灰色のところ。まだ赤錆が少し残っている。これで花咲かG20倍希釈液(既に使用済のもの)で約12時間つけ込んだ状態。

鏡を用意してタンクの天井側を覗いてみると・・・あー黒錆が。

これは何だ? コーティングの下で熟成された錆か?コーティング剤が剥がれて露わになったものの、花咲かGで取り除ききれなかったものか。ここはタンクに花咲かGを注ぎ込んだときに最後に浸かるところ。溶液が少し足りなくて水を足したりしていたから成分が希釈されてしまったのかな。時々タンク揺すっていたからそんなことは無いと思うけど。

まあ、いずれにせよこれではいけないので、花咲かGを再投入。ちょっと手間かかるけど、この際しっかりと錆を取り除きたいところだし頑張ろう。

2020年4月27日

タンク内部の赤錆、まだ完全に取れていないので、花咲かG投入のままもうしばらく熟成しておこう。

その間に、別の作業を。

 

油面調整

Z1とW3の整備を掛け持ちしながら、合間を見てこの作業を。

おなじみ油面調整。このガラス瓶、以前にW3の油面調整用に使っていたのを覚えていたので今回も活用。

この瓶に上面から2cmくらいのところまでガソリンを入れておく。そうすると、キャブを据え置こうとした場合にフロートが浮いてきて、フロートバルブが完全に抜けてしまうというような事態を防ぐことが出来る。

前回油面調整をしたのはもう何年前か。2014年の5月、そのときの記録を読み返す

もう6年も前か・・・。そら歳とるはずだ。

さて、記録によると前回 右 9mm 左 9.5mmで調整している。

今回測定してみると 右 9mm 左 9mm  ⇒ 何も調整しなくてもいい!

あーほんま目が見えん!定規の刻みがはっきりと読み取れないのである。老眼である。

めがねつけたらいいんだけど。こういう写真を撮影して、そしてその写真を拡大して目盛りを読み取るという状態。

整備は清掃から、とはよく言われるが、清掃してもこんな目ではちょっとした細かい異変に気づけないのではないか。私は小さい頃から視力は両眼とも1.5を通してきたが、この前の人間ドックでは1.0~1.2に低下している。まだそれでも近眼でないからいいのだが、この老眼だけはどうしようもない。近くのモノをみるためだけにめがねを付けないと。

あ、そうだ。虫眼鏡をガレージに置いておこうか。いずせにせよ、前回には全くストレスの無かった目がこの6年で如何に衰えたかとうことだな。

 

オーバーフローも無く、めでたくキャブの整備は完了と相成りました。良かった良かった。

 

オクで手に入れたときから付いていたバンジョーボルト、これ短いので左のゴム付パッキンを2枚使うと長さが足りない。

そこでごそごそ部品を探していたら見つかった、クレージーズ製の綺麗なボルト。2本でパッキン付900円。これ河口湖ミーティングで買ったやつだった。左のゴムパッキンは、以前開催されていた紀の国部品交換会で4枚100円で手に入れたもの。

こういう部品ストックしているとやっぱいいねー。

 

車両に取り付けようとしたら、キャブを連結するホースに妙なテンションがかかる。ん、これ普通に付いていたんだけど、経年で収縮してしまい、無理な状態になっていたのかな。これでは曲率のあるところに亀裂が入ったりするリスクがある。取り替えだ。

 

引き出しをごそごそ整理していたら、こんな研磨剤があったので使ってみた。

左はビフォー、右がアフター。

まあ気休めだな。普通に拭けばこれくらいにはなるだろう笑。

 

そしてキャブを車両に取り付け、あちこち点検していたら・・・ 以下はFBへの投稿。

 

数年W3のことを触っていないと、いろんな記憶がぶっ飛んでしまっている。今日、W3を整備していたらここのナットが付いていないことを発見した。振動で緩んだ?いや、そういえばWのエンジンをここで固定してしまうと振動でフレーム側分に金属疲労で亀裂が入るから締めない方が良いという情報があったようななかったような。ボルトだけ通してナットをかけない、という整備したのかな。いやいやそんな・・・。

 

 

これに対して、Wの諸先輩方が早速アドバイスを返信して頂いた。これは有り難いです。

 

結論をいうと、ここはしっかりと締結する場所ということ。

 

しかし、ここの金具に無理な力を与えないようにロッカーケースとの位置関係も考慮して金具を取り付ける必要があるとのこと。金具が亀裂で折れてしまった方もいたようだ。

なるほどー。

このボルト、じつは1cmほど抜けてたが、ねじ部が金具と強く擦れていてその抵抗があったため完全に抜け落ちることが無かったような状態だった。以前組上げた時にねじ部を痛めるようにしてボルトを通すことはおそらくしていないので、少し位置がずれたのかな。いやーどうなんでしょ。ともかく今の位置でボルトを通すとねじ部を痛めるので、一旦金具をロッカーケースから外して、全体の位置関係を落ち着かせてからボルトを改めて通そうと思う。

5月2日の作業

 

ここ、車体側のボルトをスムーズに通すためには金具の位置をワッシャー一枚分くらい高くする必要がある。

この金具はエンジンの重量を吊り加重として受けるためではなく、前後上下左右の移動を制約するための支点と思う。

荷重はフレームの前側と下側で十分受けているはず。エンジンと車体の全体のアライメントを適正に保つためにここに支点を設けていると。エンジン載せてから取り付けるところだし。

ならば、この車体側のボルトは金具に上下前後左右の荷重を静的な状態で受けてはいけないので、スムースに通らないと。

ということでワッシャーを一枚金具の下に挿入。本来は入らないところだけど、金具が変形したのかヘッドの位置が少し変化したのか。

 

本来はその原因を取り除くところをするのがスジだが、ちょっと面倒なのでとりあえず今日のところはこれでおしまい。

 

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